少年弁護士セオの事件簿特設サイト


 読者である子どもたちには、なによりもまず物語を楽しんでもらいたいと思います。法廷を舞台にしたサスペンスストーリーで、読書を楽しむことを覚えたら、子どもたちも本書から法律に関して何かしらのことを学んでくれるでしょう。
 また、私がこの作品で学んでほしいと考えたのは、犯罪事件においては「『無罪』の推定の原則がはたらく」ということです。本書に登場するセオの活躍を読んで、ニュース番組などで、事件について軽率な判断で報じられていることを、うのみにしない力を身につけてくれればと思います。

作者プロフィール

1955年アーカンソー州生まれ。10年間の弁護士勤務を経て、作家となる。代表作に『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』など。ハリウッド映画のヒット作原作も多数あり、全世界で人気を誇る。本書は初の児童書であり、40以上の言語に翻訳された。